PROTS IV
SDGsを軸に新たな一歩を踏み出す転換点に、PROTS IVを導入。
業務の効率化のさらにその先を目指していく。
企業さまのご紹介
青森県と岩手県を中心に紙・板紙、紙関連製品や日用雑貨を販売する株式会社田澤洋紙店。近年はSDGsを意識した取り組みにも力を入れ、特に加工の段階でできた紙の切れ端を再利用するべく生まれた「は紙っこシリーズ」は多くのお客様にご好評をいただいているとのこと。2022年3月にはウクライナ支援の一環として「あなた紙だい(あなたしだい)~ウクライナ支援版」を販売し、売上の50%を寄付するなど、積極的な社会貢献の姿勢はメディアからも注目を集めています。
使用ソリューション
PROTS IVは、紙業界特有の販売形態に対応したソリューション。多彩な入力支援機能で、紙業界の商取引に則った伝票入力が簡単に行えます。また、営業活動を支援するリアルタイム情報を、さまざまな角度から検索することも可能。テレワークでの使用、BIデータの活用、電子請求書に対応するなど、進化を続けるPROTS IV。今後も、お客様独自のカスタマイズ要件にも対応し、さまざまなオプション機能を開発していきます。
Interview
─ 株式会社田澤洋紙店の創立は1934年。2018年6月、会社分割により新田澤洋紙店を設立し、新しいスタートを切りました。スタートに伴い、代理店勤務時代からの縁で同社社長に就任された田中康友社長は次のように話されます。
代表取締役社長
田中 康友さん
(田中社長)私が着任した2018年当初は業務のほとんどを手作業で行っており、業務の一つ一つに大変な手間暇をかけている状態でした。もちろんそれは社員の貢献があってこそできていたことですが、やはり時代の流れに併せて仕事のやり方を変えていくべきだろうと、まずはパソコンを一人一台体制にすることから始めました。また社内のIT化とともに紙以外の分野を伸ばすことを目標とし、紙関連の製品と日用雑貨への注力を2020年から会社の方針として掲げています。
─ 社内のIT環境改善を進める中、田澤洋紙店では2020年8月、PROTS IV導入に踏み切りました。導入を決めた経緯について、田中社長に伺いました。
(田中社長)請求書の作成などもこれまで手書きで行っていたので、どうしても時間がかかってしまううえ、ミスの発生が避けられないこともあり、お客様にご迷惑をおかけすることもありました。もともと会社的にIT化を目指していたタイミングでもありましたし、こういった個人の力で解決しきれない問題に直面していたことが、システム導入を決断した一番の理由です。
─ 親交のある卸商さんを通して紙商の業務を知り尽くしたICTSのPROTS IVの評判を知っていたこともあり、導入することに迷いはなかったとのこと。
(田中社長)今まであった当たり前をがらっと変えたことで、社員としては非常に戸惑った部分もあると思いますが、使い続けていくにつれシステム導入の効果を実感していったようです。
─ 導入当時は戸惑いも見られたそうですが、テスト期間で実際にシステムを操作するうち、どんどん使い方をマスターしていったと田中社長は話されます。
(田中社長)一番効果を感じているのは、得意先・仕入先からこの変化を評価していただき、信頼を得られたことですね。お客様からの問い合わせにもすぐに答えられるようになったり、資料をシステムで出力しそれを元に会話させていただいたりなど、お渡しできる情報が増えたことでお客様との信頼関係をより強固にすることができました。
またシステム導入により手作業にかかっていた時間が短縮されたことで残業の大幅な削減を実現でき、社内の働き方改革にもつながっています。
おかげさまでコロナ禍でも黒字を確保し、これからは社員の採用も今まで以上に積極的に行っていきたいと思っています。
今後は人事的な評価制度をもっと充実させていく予定ですので、売上や仕入の実績を評価基準としてPROTS IVを活用できないか、ICTSさんと相談しながら考えていきたいと思います。このシステムを基幹に、様々な問題をクリアしていきたいです。
─ 八戸営業所責任者の澤井さんも、システム導入の効果について次のように話されました。
取締役八戸営業所長
澤井 紀彦さん
(澤井所長)PROTS IVは問い合わせ結果がCSV形式でエクスポートできるので資料作成が楽になり、顧客対応のスピードが上がりました。他にもいろいろ便利になったことはあるのですが、一番大きなことはPROTS IVを通して本店・八戸営業所同士の情報共有の機会が増え、事業所間で連携を取りやすくなったことだと感じています。画面上で事業所別、担当者別に売上を確認できるので、向こうの売上が伸びているからこっちも頑張ろうと、相乗効果により良い意味で個人ごとの意識改革や競争意識の芽生えに繋がっていますね。社内はもちろん社外との交流も活発になり、得意先・仕入先の訪問頻度も増えました。コミュニケーションが全社的に向上しているのを実感しています。
─ 社員一丸となって見事IT化を実現した田澤洋紙店。同社の次なるステージはどのようなものになるのか、最後に今後の展望について田中社長に伺いました。
(田中社長)現在ネット販売などは行っていませんので、販売地域以外にお住まいのお客様からリクエストをいただいても、時間的、配送面での制約がありお応えすることが難しい状況にあります。一方で他社の通販サイトはコピー用紙を中心に売上を伸ばしており、今弊社はBtoBがメインではありますが、そういった時代の変化は今後考えるポイントになってくると思っています。弊社でも他社と共同で販売ネットワークの新たな可能性を模索している最中ですので、今後も業務の幅を広げ、IT活用の更なる向上を目指していきます。
紙の切れ端を再利用するべく生まれた「は紙っこシリーズ」
売上の50%が寄付となるウクライナ支援製品「あなた紙だい」
社員の皆さん
※本文中の肩書および内容は2022年取材当時のものです。
Others Case study
紙器に特化した豊富な実績を背景に、加工の一括管理によりコスト競争力をアップ。
二百余年に及ぶ紙販売を礎に多角化経営に未来を託す。
社員一丸となって震災を乗り越え、より発展を。
独自性を誇る加工やサービスを先進のシステムでバックアップ
継続性とさらなる合理性を求め、最新のPROTSⅣを採用。